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当科では小児科全般にわたりプライマリーケアを行っている。必要により、また希望により他院へ紹介している。できるだけ外来をスリムにして紹介医又は近医へ患児を戻すようにし、病診連携を重視している。したがって当科でフォローしているのは腎尿路疾患、膠原病、血液疾患、内分泌疾患、川崎病、神経疾患(てんかんなど)などである。
入院ではできるだけパンフレット等をわたし、入院診療計画書にデータを記入し十分に説明するよう心がけている。どの疾患でも早期診断・早期治療により入院期間をできるだけ短くなるように努力している。肺炎、胃腸炎、喘息発作などの急性疾患は4日間位の入院、川崎病でも平均入院は1週間となっている。このためには他科の先生方、超音波検査を主とした検査技師、放射線技師等とのコミュニケーションが重要で円滑に行われている。
腎疾患の診断には腎生検が必要となることが多く、病理技師の協力により3日位で診断が可能で、早期の治療を開始できるため、治療成績は非常に良好である。腎炎の中で最も多いIgA腎症では、耳鼻科の先生の協力のもと扁桃摘出を加えた短期集中型の治療にて大部分の患児は1ヶ月でほぼ尿所見は正常化し、投薬も短期間ですみ、運動制限なども不要となっている。
病院の性格上、小児でも腎疾患を多くみており、透析室のスタッフも充実していることから、血液浄化療法も直ちに可能で、末期腎不全となった場合は当院移植外科へ紹介している。
腎炎では腎生検が不可欠で、血液疾患では骨髄検査の必要なことが多く、それぞれの像をみていると、疾患の診断とともに治療における薬剤の組み合わせや予後などもかなりわかる。
早期診断、早期治療により早期に改善させて患児のQOLの向上をめざして診療している。